160年以上前、ケンブリッジ大学は海外試験評議会(Local Examinations Syndicate)を設立しました。大学外の学習者を対象に試験を実施して、学校を調査することで、教育基準の向上を図ることが目的でした。
ケンブリッジ大学による学校試験が実施されたのは1858年のことで、イングランドの7都市の370人が受験しました。今では受験者数は、年間160カ国800万人を超えています。1864年、海外試験評議会は試験の国際展開を始め、その後急速に発展します。
1998年、海外試験評議会は新たな体制を作り、次の3つの試験団体が創設されました。
- ケンブリッジ大学国際教育機構 ― 5歳から19歳を対象とする国際教育プログラムと資格を提供する世界最大の機関。
- ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English) ― 英語学習者に世界トップクラスの幅広い英語検定を実施し、証明をする機関。
- オックスフォード・ケンブリッジRSA検定機構(OCR: Oxford Cambridge and RSA Examinations) ― あらゆる年齢の学習者の到達度を認定する英国内の試験団体。
2005年、海外試験評議会は組織名「Cambridge Assessment」を採用しました。
2021年8月、Cambridge AssessmentがCambridge University Pressと合併し、Cambridge University Press & Assessmentが誕生しました。非営利組織として、ケンブリッジ大学のトップレベルの教育・研究部門に支えられ、世界をリードする学術研究・学習・試験を全世界で提供しています。
Cambridge University Press & Assessmentは現在、学習と試験に関するサービスを統合するプロセスの途上にあります。2022年には、世界中のお客様により良いサービスを提供すべく、英語と、英国及び国際的な教育分野において、3つの新しいグループが設立されました。ケンブリッジ大学国際教育機構は、Cambridge University Press Educationと、Cambridge Partnership for Educationとともに、国際教育(International Education)グループに属しています。この新しいグループは、2022年8月に活動を開始しました。